ニュージーランドでテカポ湖へ行くべき３つの理由

Kia ora! こんにちは。

ニュージーランドは自然豊かな国！是非一度は旅行してみたい！留学したい！ワーホリに行きたい！という方は多いと思います。

コロ

実際にニュージーランドに行ったらおススメの場所ってどこ？ここは絶対外せないみたいな？

こんな質問を結構受けます。もちろん、私が好きな場所やおススメの場所はたくさんあります。どこも外しがたいのですが、今日はその中の1つであるテカポ湖（周辺エリアも含む）についてお話ししたいと思います。

ニュージーランドでテカポ湖へ行くべき３つの理由

ニュージーランドの南島に位置するテカポという町にある、テカポ湖。私が、多くの人にテカポ湖へ行って欲しい理由は３つです。

これらの魅力を知ることで、南島へ降り立ったら一度は行ってみたくなること間違いなしです。

観光名所であるマウントクックやクイーンズタウン、ミルフォードタウン方面に出かける際には、ちょっと足を止めて、この素晴らしいテカポ湖を堪能して下さい。

まず、何と言っても美しいターコイズブルーの湖です。

他に類を見ない美しいターコイズの水の色、そして湖畔に咲く色鮮やかな花、周囲の緑色、奥に見えるアルプスの山々。これらの自然が織りなす奇跡的な風景は、映画や本の中にいるような感覚にさえなります。私が数回行った時も、天気に関わらず、湖面の色や、周囲との風景は美しく、時代をスリップしたような感覚に毎回陥っています。そして、ポツンと建っている教会も、この湖畔の風景に非常に大きなアクセントとなっているような気がします。

そして、満天の星空。息をのむような星空を見ることのできる場所が、多くあるニュージーランドの中でもテカポは、ある意味特別な場所ということができます。 ユネスコの国際ダークスカイ・リザーブ（星空保護区）に指定された、まさに自然が織りなす漆黒の中で星を楽しむのには絶好の場所であると言えるのです。

3つ目の魅力は、テカポ湖のある場所（立地）です。南島の国際空港がある大都市クライストチャーチから、主要な観光地クイーンズタウンやワナカ、フィヨルドランド方面へ向かう国道の、中間あたりに位置しています。その為、短期の観光や滞在でも、移動の途中に一緒に観光することができるのです。更に、テカポからは、マウントクック（ニュージーランドの主要な山の１つ）も近く、場所的に大変行きやすいと言えます。

どちらかといえば、大都市の方が好きで、教会や湖、山といった自然には興味が無いという人も、主要な観光地への道すがら、少し足を止めて風景を眺めるだけでも、得した気分になれること間違いなしです。

今まで、テカポなんて名前は知らなかったという人にも、これを機にテカポの魅力を感じてもらえると嬉しいです。

テカポの魅力はどこから来るのか？

このテカポ湖の魅力はどこから来るのでしょうか。ほんの少し、地理的なことや歴史的なことを知ると、テカポ湖の魅力の理由が見えてきます。

そして、このテカポ湖の魅力の理由を知ることで、益々テカポ湖に興味がわき、一度行ってみたい！と思うようになるはずです。

まず、独特のターコイズブルーの湖の色。実際に目で見ないと、言葉ではうまく伝わらないかもしれません。この独特の色は、実は氷河に由来しています。近隣の山々にある氷河が動く時に削りだす、rock flour（ロックフラワー）と呼ばれる細かい岩石の粉が水に溶けだし、その水が湖まで流れ込み、この色を作り出しているのです。

そして、満天の星空。1960年に、アメリカの研究基金によって、南半球での天体観測を目的とする天文台が、このテカポのMount John（マウントジョン）に設置されたのです。確かに、ニュージーランド、そして、このテカポの位置は南半球でも、かなり南に位置しており、半球全体の星をくまなく観測することができるのです。さらに、このテカポの西側には標高の高い山々が連なり、その関係で比較的良好（晴天）な天気を年間を通して保つことができるために、天体観測にはもってこいな訳ですね。現在は、カンタベリー大学が中心に管理や運営を行っています。複数の高い性能を持った天体望遠鏡を備え、私達一般の観光客でも、その恩恵を受けて素晴らしい星空を見ることができるというのは素晴らしいですね。１つの望遠鏡に関しては、日本の名古屋大学も提携して研究をしているようで、益々身近に感じます。

最後に、テカポ湖の場所ですが、地図で見ると、右上の方にクライストチャーチが見えます。ここには、国際空港があります。そして、テカポ湖から左下の方に移動すると、クイーンズタウンが見えます。ここもオーストラリアなどから国際便が発着する空港があります。また、クイーンズタウンやワナカ（地図ではクイーンズタウンのやや北側）は言わずと知れた南島有数の観光地でもあります。リゾートやスキー場、ワイナリーなどたくさんの観光客を魅了するものがある場所です。

テカポ湖は、クライストチャーチからクイーンズタウンを結ぶ国道のすぐ脇にあり、クライストチャーチからは車で3時間ほどです。

これは何を意味するか？と言えば、ニュージーランド国内の移動や旅行は、何と言っても自動車での移動がメインになるので、もしあなたが、クライストチャーチからクイーンズタウンやワナカ、そしてテ・アナウやミルフォードサウンドといった場所へ向かうなら、道すがらテカポ湖に寄ることができるのです。これはもう、立ち寄らない手はないですよね？

上記の地図上では、少し見えにくいのですが、実はテカポ湖からは、マウントクック（クック山国立公園）へ行くこともできるのです。テカポ湖を少し西に進むと、プカキ湖があります。地図では、テカポ湖の左隣に見える大きな湖です。この湖の西側に沿って、国道が走っており、右手に湖、左手にアルプスの山々が見える道路をひた進むと、マウントクックの麓まで行くことができるのです。

いかがですか。雄大な自然の恩恵を受けているターコイズブルーのテカポ湖や満天の星空、そして主要な国道やマウントクックからもほど近い立地。行ってみたい！見てみたい！という気持ちが大きくなってきませんか？

テカポに行ったらやりたい３つのこと

テカポ湖や、その周辺の魅力を説明してきましたが、実際にテカポに行ったら、以下の３つの体験をすることをおススメします。　

まず、the Church of the Good Shepherd（善き羊飼いの教会）は、湖畔に立ち、良く写真が撮られる場所でもあります。何と言っても、この教会を入れた風景は絵になりますね。私が、実際に行って感じたのは、写真等で見るより小さい！、独りぼっちで長年湖を見守ってきた！という感じでした。それでも、やはり、この教会がなければ、風景は寂しいものになってしまうのだろうと思いました。湖にもすぐに下りていくことができ、水を触ることもできました。観光シーズンではなく、人もほとんどいない時期だったので、ゆっくりと周囲の草花を眺め、写真を取り、教会を見ることができました。教会は、この土地を開拓した人々を称える象徴にもなっているようです。とにかく、テカポ湖に着いたら、まずは自分の足で散策して、この雰囲気を感じて欲しいですね。

そして、満天の星空。天文台を訪れる時間をつくれる人には、是非天文台へも足を運んで欲しいと思います。しかし、宿泊はできないという場合には、もし日が暮れて夜になれば、ドライブしながらでも、素晴らしい満天の星空を見ることができるチャンスはあると思います。

最後に、サーモンを食べる。これまた、食事の時間に合わせて行く必要はあるかもしれませんし、美味しいお寿司がたくさん食べられる日本で育っているので、わざわざ外国でお寿司を食べなくても～と思うかもしれません。実際、私も最初は思っていました。それでも、外国で長く暮らしていると、日本の食べ物が恋しくなって、日本のものと違っているとは分かっていても、ちょっぴり値段が高くても、手巻き寿司とか買ってしまうんですね。

このテカポのサーモンも、最初に聞いた時は、『いやいや、外国人は騙せても日本人の下は騙せませんよ‼』と思っていました。でも、実際にサーモン丼食べてみると、『えっ！普通に美味しい！！ここは日本か？？』というような。勿論、サーモンの種類も色々あるのでしょうが、テカポで食べたサーモンは、脂がのっていて新鮮で、とろけるような味でした。このサーモン丼は、湖畔にあるkohan Restaurantさんで食べることができますが、他にもサーモンを売っているお店などもあります。機会があれば、ぜひお試しください！

私が最初に感じたように、数日の滞在で、わざわざサーモンや寿司を食べなくても～と思う人もいると思いますが、ちょっと立ち寄って覗いてみる価値は十分にあると思いますよ。

これらを実際に体験することで、言葉では表現することのできないテカポの素晴らしさを心と体で感じることができると思います。

短期間の訪問で、時間を十分にかけられないという方は、移動の途中に湖畔で車を止めて、ちょっと一息。教会をバックに、ターコイズブルーの湖を眺めるだけでも、テカポ湖を満喫できると思います。また、湖周辺にも、豊かな自然が多くあるので、ドライブしているだけでも素敵な気持ちになれること間違いなしです。　

まとめ

今回は、テカポ湖の魅力をお伝えしました。

まだテカポ湖を知らなかった人は、次の機会にぜひ行ってみて下さい！