Kia ora!
今日は、こんな疑問に答えます。
多くの人に愛されるミルフォードサウンドの魅力を紹介します。
この記事の内容
- ミルフォードサウンドの場所や行き方
- ミルフォードサウンドのクルーズで体験できる魅力
- ミルフォードサウンドを満喫するための準備やポイント
2021年10月現在、新型コロナ肺炎の影響により、ニュージーランドへの渡航も規制されています。2021年11月以降は、外国人入国者には、ワクチン接種が義務付けられる等の条件がありますので、最新の情報を外務省安全ホームページでご確認の上、渡航される場合は準備を行ってください。
一度は行きたいニュージーランド・ミルフォードサウンドの魅力3選
世界の七不思議に次ぐ、ラドヤード・キップリングに【世界8番目の不思議】と記述されたミルフォードサウンド。その魅力は何なのでしょうか?
1. 絶景のフィヨルド
フィヨルドは、氷河により浸食されて形成された複雑な入江です。
ミルフォードサウンドは、氷河期に、氷河により形成されたとされています。そして、氷河が溶けると、湖や川となるのです。そびえ立つ壁面の上部からは、所々に大量の水が垂直に流れ落ち、迫力のある美しい滝を形成しています。
この地域は、1年の大半が雨の天気なので、降水量も多く、迫力ある水量の滝が幾つも形成され、特に大雨の時やその直後は、何百もの自然の滝ができると言われています。
このそびえ立つ壁面と、タスマン海の海水、1万年以上の年月をかけて形成され、タスマン海まで約16km続くフィヨルドは、なかなか見ることができない絶景です。
2. 迫力満点のクルーズ
私達も体験したクルーズは、色々な意味で迫力満点です。
クルーズ中は、岩場のすぐそばを通るので、オットセイが岩の上で昼寝をしているような風景に出くわすこともあります。
私達は、見ることはできませんでしたが、イルカの姿を見られることもあるようです。
クルーズの後半では、滝のすぐ下に行き、迫力満点の滝を感じることができます。
船のデッキの先頭部分では、高い位置から流れ落ちる滝の水の音、そして、その水しぶきを感じることができました。
このような自然を間近で感じることができ、その音や動き、そこから出てくるエネルギーの様なものは、実際に行って、体感しなければ分からない魅力だと思います。
3. 手つかずの自然
3つ目の魅力は、手つかずの自然です。
1万年以上前の氷河の活発な活動により形成された入江や、1964mの高さを誇るマイタ―ピーク(山)からは、1万年という途方もない長い時間と、自然の偉大さを感じます。
そして、この地域は、世界遺産のテ・ワヒポウナムの一部でもあります。4つの国立公園を含む広大な自然保護区で、世界では、他に類を見ない、特異な地形や気候により長い時間をかけて育まれた、非常にユニークな生態系を見ることができる場所でもあります。
Te Wahipounamu – South West New Zealand
↑こちらのページでは、短い動画を見ることができますので、興味のある方は、参考に見てみると、壮大な自然を感じることができると思います。
実際のミルフォードサウンド
ニュージーランドにいる間に一度は行きたいと思っていたものの、実際どんな所かも分からず、親友が短期留学に来たのを機に行ってみました!
ミルフォードサウンドの行き方
ミルフォードサウンドの場所を簡単に確認しましょう。
場所
- 南島の西海岸に位置する
- タスマン海に面している
- 主要都市であるテ・アナウから約120km(車で1時間30分程)
- 主要都市であるクイーンズタウンから約290km(車で3時間30分程)
クイーンズタウンやテ・アナウから行くパターンが多く、基本的にはレンタカーやツアーバスになると思います。
現地でクルーズ船に乗る場合は、船の出向時間が決まっており、クイーンズタウンからの往復の場合は、半日以上かかるので、テ・アナウに前泊して移動するのが良いと思います。
実際の私たちの旅程
旅の流れ
- テ・アナウに前泊
- 当日は朝8時前にテ・アナウを出発
- 車でミルフォードサウンドへ
- 昼前に到着し運よくクルーズ船へ
- クルーズを満喫
- Queenstown(クイーンズタウン)へ移動
かなりラッキーだった天候
ミルフォードサウンドは1年の大半が雨です。しかし、私たちが訪れた日は晴れ!!
お陰で青空に映えるミルフォードの写真が多く撮れました。
私は乗り物に弱く、【天気が悪い=クルーズ船が揺れる】というのを一番恐れていました。
実際に、クルーズ船の船長が、「いや~君たちはラッキーだったね。3日前のクルーズは出発したものの波が荒すぎて、最初のポイントでUターンしたんだよ。天井に頭がぶつかるほどの波だったよ~!」と教えてくれました。
タスマン海に出るところも、非常に穏やかで空が真っ青でした。
ミルフォードサウンドの魅力
噂には聞いていたものの、ニュージーランド滞在歴が7年目で初めてのミルフォードサウンド。
テ・アナウを出発して、ミルフォードサウンドに向かう1本道から、その魅力は始まっていたように思います。
- 間近な所にいる野生のオットセイや鳥
- 遠くに見える山の岩肌と、目の前の山の木々の緑の調和
- 大迫力の滝
古代から続く厳かな自然と、非常にユニークな自然の調和は、現地にいかなければ感じることができなかったと思います。
ミルフォードサウンドへ行く前のおススメ準備
天候の確認と、悪天候に備えた服装
年間のほとんどが雨天であることからも、雨天対策は必要です。
- 防水のジャケット
- 乾きやすいズボン
- 肌寒い天候でも対応できる温かい服装
も準備しておくのが良いと思います。
自分に合った食べ物や飲み物
日本の観光地のように、どこにでもコンビニのようなお店があるわけではいので、決まった時間に食事が必要な場合や、特定の食事制限などがある場合には、前泊の場所で購入したり、簡単なサンドイッチをつくって持参する、お気に入りのスナックを持参すると良いと思います。
車を運転していく場合の、事前学習
ホーマートンネル
旅程をよく考える
- テ・アナウ ➡ ミルフォードサウンド(往復240km)
途中途中のポイントで写真を撮ったり、クルーズをしたり、周辺を散歩するような行程の場合は、1日程度を考えておきましょう。 - クイーンズタウン➡ ミルフォードサウンド(往復600km)
往復すると12-14時間かかるので、Te Anauで1泊するのがおススメです。
混雑時間を避ける
多くの観光客は、クルーズ時間に合わせて、目的地へ移動するので、途中の絶景ポイント等で混雑が起きることがあります。
バスツアーを避けるだけでも、混雑を避けて、より快適な旅行ができると思います。多くのツアーバスはTe Anau(テアナウ)を9:00-10:00に出発します。
駐車場の確認
クルーズ船乗り場周辺の有料の駐車場と、少し離れた場所の無料の駐車場がある。
サンドフライ対策
小さくて黒い虫、サンドフライに注意が必要です。この地域や山などの地域には多く、刺されると、しばらくかゆみが続きます。
虫刺されやかゆみ止めを持参するか、現地のスーパーや薬局で、あらかじめ購入しておくと良いと思います。
まとめ
記事の内容をまとめます。
ミルフォードサウンドの魅力
- 絶景のフィヨルド
- 迫力満点のクルーズ
- 手つかずの自然
1万年以上昔の自然の活動から、長い時を経てできた壮大で美しい、ミルフォード・サウンド。そこは、実際に行くと、その古代から続く厳かな雰囲気や、日々変化する自然を目の当たりにすることができます。近い将来、再び制限なく旅行ができるようになったら、ぜひ訪れてみて下さい。
一度は、訪問したい場所です。